北日本では台風19号による、風と水の被害が大きい。
大雨によって川の堤防が決壊して、周辺に水が流れ込み多くの家が被害にあった。
地元大阪では、台風の影響はほとんどなかったので、地域安全運動のキャンペーンとしてひったくり防止カバーを自転車の前かごに取り付けたりした。
地域安全サポートという、地元警察署長から委嘱を受けてお手伝いするものだ。
これが終わって、サポーターとコーヒを飲みながら話したが、台風被害で床上に上がった泥水を掃除されていたが、事の大変さを誰もが感じた。
8年前の東日本大震災で、津波によって家々が流される風景がよみがえった。
そんな状況であった。
日本中をその範囲に入れるぐらいの大型の台風だったが、やはり大きな被害が出た。
今回は風より、雨による被害が大きと思う。
堤防の決壊が47河川、66箇所という。(52河川73箇所10/16新聞)
その周辺の畑や町が泥水で覆われている。
いつも思うことだが、予想されていなかったのだろうか。
大雨が降れば川は増水する。
私達の子供の頃は、もっと川の水が多かった。
現に近くの川で泳いだ記憶がある。
今は水も少ないし、きれいではない。
それは数十年前の話ではあるが、雨が少なくなってきたのか、山の保水力が落ちたのか。
自然に下流では砂がたまり、川底も高くなってくる。
川の持つ保水力とでも言うのか、確実に少なくなってきている。
そんなときに大雨が来ると、今までは持っていただろうが堤防が決壊するのは当然だろう。
地道に川底をさらえるとか、堤防をより高くするとか強化する以外、手はないのではないだろうか。
河川敷でグランドを作ったり、一部では畑などしているようであるがとんでもないことのように思える。
どうも、山の手入れや川の手入れをせずにいたら自然は刃を向けて来るであろう。
目先のことばかり対応していると、こういうことになると自然は教えれくれているのにである。
十年二十年先のことをやらなければ。
今からでも遅くないと思うのだが。
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