平成31年1月末に千葉県で10歳の児童が肉親の虐待を受けて死んだ
他の死亡事例は
平成21年大阪市で内縁の夫と実母の虐待で9歳の女児
平成22年東京都で継父と実母に暴行で7歳の男児
平成23年大阪市で父親の虐待で生後3か月の男児
平成28年堺市で父親に壁に打付けられて3歳の男児
平成30年東京都で継父から暴行を受けて5歳の女児
数え上げたらきりがないくらい肉親により虐待を受けて幼い命を落としている
もう17年も前の話だが、平成14年1・2月に20日間、警察大学校で少年保護対策の研究で入校した。
私が大阪府警察本部少年課の少年育成担当補佐の時代である。
子どもへの虐待対応の研究だった。
全国から10数名が集い、各県警の虐待事例などを出し合い、警察としていかにあるべきかを研究した。
その結果をマニュアル本にし、全国の警察に配布した。
子どものあざを見て、身体的虐待はないか子どもを観察すること。
その疑いがあるなら、児童相談所(児相)などと連携を図ることなどなど。
例えば、虐待が疑われる父母の問題対応会議には、警察官が必ず入るといったことはとても有効だと思う。
警察は特殊詐欺、ストーカー、DV等新たな犯罪も目白押しである。
先日もテレビで、子どもの虐待等に造詣が深い後藤啓二弁護士が(元大阪府警察本部生活安全部長、少年課当時に仕えた)「警察ともっと連携するのがいい」と言っておられた。
しかし、現場の警察官はとかく忙しい。
だから、元警察官がよい。
その経験豊富な元警察官の意見を取り入れて、今後の対応をすれば、もっと子どもの命が救えるのではないだろうか。
幼い児童が、一番身近な人から色々な虐待を受けるのをどうしても防ぐ必要がある。
一人でもいい二人でもいい、純粋な子どもを魔の手から解放してあげたい。
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